千葉A邸
先週の土曜日に、少し前に竣工した千葉の住宅へ行ってきました。外構など残工事が完了したのをやっと確認したのですが、外部の駐車場のコンクリートを打つ際に、お施主さんの子供が手形や足形を記念に付けたということです。久しぶりに訪れてまず目に付いたのがその手形と足形でした。。。
もう少し、落ち着いたら竣工写真を撮影したいと思っています。
千葉で工事中の木造住宅の小屋裏換気扇です。シックハウス対応で屋根の中を換気したりするのですが、この住宅では目的が違います。。。。
この住宅は周囲が開けた気持ちの良い土地に位置します。また、銚子に近いところということもあり風が吹き、夏の夜は涼しいぐらいです。そういう場所では機械設備に換気を頼った設計をするのではなく、通風や採光のバランスを調節出来ように家がなっていれば、快適な暮らしが自然にできる場所です。窓廻りで、そういったことを考えて設計していますが、夏の日中の暑さ対策をどうするかで悩んだ結果、屋根裏に換気扇を取り付ける方向にしました。ここだけは少し機械の力を借りています。
2Fにリビングやダイニングキッチン、子供部屋などがあります。2Fでの生活時間の方が長いと思うのですが、夏の日中に屋根面から来暑さ対策として、通常の屋根の上にもう一枚屋根を掛ける方法や、遮熱塗料など色々な方向性が検討されました。今回はコストバランスを考え小屋裏換気扇の採用となりました。
夏の日中、屋根を照らす日差しはその下の屋根内を暖め続けます。その熱が2Fの天井から降りてくる訳ですが、その前に小屋裏内を換気してしまい、温度を下げるのが目的で設置しています。なので、冬は暖まった空気を留めておくために換気扇は停めます。
自然の通風や採光と空調機器などの機械とのバランス。。。住宅のおかれる環境によってその選択も変わります。
千葉で工事中の住宅の現場です。壁面の断熱材、サッシが入り、内部の工事・外部の工事が進んでいます。
設計者の仕事の一つとして現場監理業務というのがあります。
クライアントから委託され、第三者として工事業者や現場が設計図通りに進んでいるか、手抜き工事は無いか、現場を設計図書では解らなかった部分の指示など、クライアントと現場の間に立って打ち合わせ・指示・連絡などを行います。
工務店に直接頼んでも家は建ちます。ただ、本当に問題ない工事が行われたかという部分に置いては工務店を信頼するしかなくなります。契約上では監理業務の金額の比率はとても低いのですが、実はここが重要で大変でもあり、面白い期間でもあります。竣工まで週一回千葉へ通います。