温冷水輻射熱パネル

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温冷水輻射熱パネルを現在リノベーションの2案件で提案していたのですが、両案件とも採用が決まりました。
ラジエーターってやつですね。

が・・・


温水だけでなく、夏場は冷水を通しクーラーにもなるんですね。

いままでエトラでは床暖のシステムを使ったラジエーターは何度も採用していますが、この温冷水タイプは高くてなかなか採用が出来ませんでした。
昔からあるのはあったのですが・・・某P社しか選択肢が無くとても高かったんですね。
が・・・ここ数年様々なメーカーから発売され、注目をしていました。現在日本で8社程度でしょうか・・・その中からいろいろ検討し、今回のメーカーにしました。ポイントは性能の高さとデザインですかね。コストもかなり下がってきました。 とはいっても、エアコンと比べると高く感じます。

メーカーのHPではランニングコストは安い!と謳っています。本当に安いの高いの?とイニシャルコストとランニングコストの総額を比較してみました。
20170228-2.jpg まず・・・そもそもエアコンと輻射パネルの比較をすることは難しい。床暖とかラジエーターは冷暖房が必要なシーズンはなるべく連続運転をしないとメリットが無いんですね。対してエアコンはスポット的に使用する事が多いので。
メーカーのHPでは一日の使用時間を共に8時間として比較しています。比較として正しいのか?とか・・・思いながら8時間比較と24時間使った場合の比較などいろいろ計算をしてみました。画像は24Hの場合の比較です。


安くなってきたとはいえ、イニシャルコストはエアコンより高いので、お客様への説得?提案資料として作ってみたのですが・・・
使用条件によってはメリットがあるけど・・・大きな差にはならなかったですね。条件次第ではラジエーターの負け。
んー。。。と思いながら、お客様にこの資料をみせたのですが、お客様の方から「いや・・・気持ち良さは絶対ラジエーターですもんね!」と本来の意図を汲み取って下さった言葉を頂き解決しました。


とはいえ、今回いろいろな初期条件で計算をしてみて、ラジエーターの場合はどういった条件だとメリットがかなり出るのか、という所がかなり見えました。
なるほど・・・ 20170228-23.jpg
ちなみにこれは自邸の光熱費です。我が家も冬場はほぼ床暖のみなのとか、電気の購入先を東京ガスに切り替えてみたので、東京電力の時とどれぐらい変化するかを見ています。電気代がかなり下がってきました。ガスも自由化されるそうで、これから光熱費がかなり変動しそうです。
まあ、お客様にガス暖房と電気の比較も訊かれる事があるんですが・・・自由化されていく今後ランニングコストの算定は電気代とかに左右されるのでなんとも言えないんですけど・・・高効率で気持ちいいのが1番です。

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