エネルギーあれこれ

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今日、国連大学の前を通ったらなにやらソーラの実験中・・・
トラックの外壁いっぱいにパネルが。 この震災では、いろいろな事を想い、考えています。仕事の住宅設計では何が変わって、何を変えていけるのか。変えて行かなきゃいけないのか・・・ぼくなりに考えています。
また、現在レストランの計画で、薪窯を作るという事などもあったり。進行中の住宅案件では暖房の種類を考えたり。。。

今回、兄が浦安のマンションに住んでおり、建物自体は問題が無いものの、敷地周囲の被災(主に液状化)が激しく、停電・断水などで、どうにかならないのか?という問い合わせが来たりして、給湯器について改めて色々調べました。(結局どうにもならないんですが・・・)

住宅で給湯器は単にお湯を沸かすだけでなく、暖房機器としても使っている場合もあります。床暖房だったり、バス乾燥機だったり。
今回は主に停電時に給湯器がどうなるのか・・・と、いう話を。

まず、給湯器は主に二種類あります。ガス式と電気式です。

電気式は一般的な電気温水器やエコキュートと呼ばれる、大気熱をお湯に変えるヒートポンプ技術を利用した超高効率な給湯器です。
両者とも勿論、停電時には使用不可となります。
ただ、エコキュート等は貯湯タンクがセットになっていて、停電時でもタンク内のお湯(又は水)を抜き取り使うことができます。
非常時に水のストックが300L〜450Lタンクにあるというのはちょっと良いのですが。。。

ガス式は一般給湯器から、高効率なエコジョーズ・ガスエンジンを搭載し発電機能をもったエコウィル・エネファームなどがあります。
ガスなので停電時も使えるんじゃね!?と、思いがちなのですが・・・停電時はどれも使え無いんです。アパート等にある、キッチン横に付いている小さい給湯器(給湯器から直接蛇口が出ているようなもの)は乾電池で着火しているので使えます。
発電機能を持っていても、停電時は起動ができなくなるんですね。。。
ガス器具といえど、いかに電気に依存しているか・・・
なかなか考えさせられますね。

一応、計画停電は今後も回避という話になっていますが・・・キッチン・お風呂等で重要なお湯を得る為の設備・・・今回のことを受けてガス給湯器も進化しそうな予感はしているのですが・・・今後の動向を調べていきたいと思います。

今日、見かけたニュースで、
「ヤマダ電機、家庭向け蓄電装置販売 電力不足に対応」
 家電量販最大手のヤマダ電機は15日、家庭用の大型蓄電池の販売を始める。まずベンチャー企業が開発した80万円と180万円の2機種を扱う。持ち運び可能で家庭のコンセントから充電でき、停電のときでも電気が使える。電力不足への懸念から家庭用の蓄電池へのニーズが高まっており、今後、他社製の蓄電池も扱う方針だ。家電量販店が大型蓄電池を販売するのは初めて。
というのがありました。住宅でもエネルギーの備えを、と考える人も多いという事ですね。

薪窯計画の延長で・・・個人的に薪ストーブを色々調べていましたが・・・それままたの機会に。
CookingHeater.jpgfirewood.jpg 都内で薪ストーブを家に設置するのはなかなか難易度が高そうです。(個人的にいつかは欲しいのですが・・・)

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