お客様施工の部分があるので、お客様に塗り方講座をしてもらいました。
ご協力頂いたのは、日本エムテクスの山口さんです。
お客様ももうすぐ自分の家を塗るとあって真剣です。
で、今日は別の会社さんの壁材の紹介を受けてきました。
新築の場合は壁材は予算や要望で決まるのですが、リフォームの場合はご要望頂いた素材が使えない場合や、大幅なコストアップとなる場合があり悩みます。
例えば、現状はビニルクロスが貼ってある壁面を塗装に変更するのはかなりの難しさが伴います。
ビニルクロスを剥がすと、クロスの裏側の紙が壁面に残ります。これがあると塗装はできません。ということで、職人さんが何日もかけて、霧吹きで水を吹きかけ残った紙をこつこつ剥がす必要が出てきて、その費用もかかります。じゃあ、ボードをもう一枚貼るか。。。という選択肢もあるのですが、たとえ1cm程度でも広くしてあげたいな。。。という思と、ボードの材料工事費を考えると高い塗装の壁になってしまったりします。ということで、クロスを剥がして下紙が残っていても珪藻土などの塗厚があるていどある素材なら塗れるかな。。。と、最近は珪藻土を塗ったりしています。これだと素材は塗装よりも高いですが、下地処理の手間が減るので、良い素材をある程度押さえた予算でできたりするかな、と。
ところが、最近素材屋さんと話していると、クロスの上からも塗れたり・・・という話もあり、そうするとかなりメリットが出てきます。
先日、特殊塗装のスクエアミーターさんの新事務所へお邪魔してきました。(横浜から代々木に移ってこられたんです。)
床の塗装のお願いと相談だったのですが、スクエアミーターの山口さん(下写真にちらっと。)に粘土を含む新しい塗装の事を教えてもらい、これもリフォーム分野でもかなりの可能性がありそうでした。
トータルコストと質感と素材と・・・色々考える事はあるのですが、これからも色々研究していきます。今日話を訊いた素材は塗る職人さんの種別から考えると、さらにメリットがでてきそうでした。