リフォーム&リノベ 2物件の現地調査でした。
リフォームorリノベの場合、工事が始まるまでに現地調査ということで現場に行くことがあります。
まずは、一番最初の提案を作る前に現場を確認します。この時は 壊せる壁はどれか?とか、水回りはどれぐらい動かせそうか?とか床下にスペースはどれぐらいあるか?とか、そんな情報をチェックします。(これはぼくだけで見たりする程度ですね。)
その建物の詳細な図面があればほとんどそういった作業は必要ないのですが、壁の中の作りや床・天井の内部の情報が図面に載っていることは少ない(というかそれぐらいの図面はまず無い)ので確認が必要になります。
といっても、マンションであれば建築された時期や規模などから、見えない部分の作りもある程度想像できるようにはなってきているので、決まったポイントをチェックすれば終わりです。
次に現地確認へ行くのは、提案を終えプランの方向性が決まった時点です。
このポイントでは、工事業者さんと一緒に行きます。特に大事なのは設備屋さんとの打ち合わせです。
新築と違って自由が効かない場合もありますし、無理な設計の為に、不必要な解体や設備工事が出たり、特に給排水に関しては漏水等のトラブルの元を作らないということは当然の事なので、設備屋さんの助言がとても重要になります。
また、見積に大きく関わる事項なので、設備屋さんには早い段階で見て貰うようにしています。(そうすると、概算でもかなりの精度の見積になります。)
この現地調査をもって、ある程度の仕様とプランで概算見積をします。予算目処を早めに確定するということも、その後の設計をスムーズに進める為に大事な作業ですね。
その後、ある程度の金額のイメージが出来上がると、詳細な設計を進めます。
詳細な設計が終わる頃に、最終工事金額の見積を出す訳ですが、その前にも設計図を元に各業者さんが再度現場を確認するということもあります。
昨日は、1件目はこの最後の確認でした。また、もう一件は提案後の概算用現場確認を業者さんと一緒に行いました。
偶然なのですが、両物件ともマンションではなくハウスメーカーによる軽量鉄骨造でした。
以前手がけた「キャットウォークのある家」でも同様の構造形式ということと、2件目の業者さんは、まさに「キャットウォーク〜」を担当して頂いた方なので、その時の事などを懐かしく話しつつ・・・賑やかな現地調査でした。
画像は点検口を覗いてる所と、物件を買われたオーナーさんが以前他業者さんと部分的に解体した壁。(私の場合、あまりこういう事はしないのですが。。。)