このblogにもたまに登場するフジタさんのご実家です。
丹下健三が設計したということで、前々から見せて下さい・・・と、お願いしていました。今回、土曜日に行っている絵画教室に(こちらも度々blogに登場する)シュウヘイの家族と一緒に見学をしてきました。
シュウヘイの子供は1歳半と幼稚園には少し早いですが、初幼稚園体験です。シュウヘイは美大を出ていることもあり、絵画教室に興味津々。。。私は建物見学目的・・・と各自色々な目的を持ちつつお伺いしました。
自分の通った幼稚園はどんなんだったろーとか思った訳ですが、すばらしかったです。
丹下さんの建築は大きい物のイメージがあるのですが、そんなイメージとは全く異なりました。建物内に子供が様々な遊び方とか過ごし方ができる場が色々あり、スケールも子供スケールでした。建築されてから40年という歳月を経てもとても良い建物です。
建物を見ていて感じたのは、光の陰影をしっかり感じることができるなぁ、という事です。均一にとにかく明るくなている最近の建物とは大きく違うなぁ。。。と。そして、その向こうに木製の建具で仕切られた教室が点在するという、優しい空間でした。
イスも、丹下さんデザイン+天童木工だそうです。可愛い。
初顔合わせとなったシュウヘイとフジタさんの子供なのですが、なんだか共鳴して走り回ってました。
シュウヘイとフジタさん
建物も良いのですが、幼稚園のプログラムが本当に良いなぁ、と感心しました。
芸術的なプログラムを重視しているという伝統があるそうなのですが、園児達でつくった色々な作品が幼稚園中所狭しと置いてあり、それがビックリするぐらい大きいんです。粘土で作った恐竜や、行事の想い出など・・・ほんとにのびのび作って良い環境なんだなぁと、ぼくの行っていた幼稚園ではこんなこと無かったぞ。。。なんて、いや園児が羨ましい。幼稚園にも陶器を焼く窯があるらしく、入園当初からいじっている粘土の技術で、簡単に陶芸もできるようになってしまうとか。
この日、見学させてもらった絵画教室も本当に自由で好きなときに来て、好きなだけ描いたり作ったりして、子供達が帰って行くのです。
ゆかり文化幼稚園が近所だったら、子供を入園させたいねーと、シュウヘイに言ったら、「おまえはまだ先だろ!」ってつっこまれたのですが・・・ほんと、入園させたい。(誰を??)
フジタさん貴重な体験ありがとうございました。