小屋裏換気

20050602koyaura.jpg千葉で工事中の木造住宅の小屋裏換気扇です。シックハウス対応で屋根の中を換気したりするのですが、この住宅では目的が違います。。。。

この住宅は周囲が開けた気持ちの良い土地に位置します。また、銚子に近いところということもあり風が吹き、夏の夜は涼しいぐらいです。そういう場所では機械設備に換気を頼った設計をするのではなく、通風や採光のバランスを調節出来ように家がなっていれば、快適な暮らしが自然にできる場所です。窓廻りで、そういったことを考えて設計していますが、夏の日中の暑さ対策をどうするかで悩んだ結果、屋根裏に換気扇を取り付ける方向にしました。ここだけは少し機械の力を借りています。

2Fにリビングやダイニングキッチン、子供部屋などがあります。2Fでの生活時間の方が長いと思うのですが、夏の日中に屋根面から来暑さ対策として、通常の屋根の上にもう一枚屋根を掛ける方法や、遮熱塗料など色々な方向性が検討されました。今回はコストバランスを考え小屋裏換気扇の採用となりました。

夏の日中、屋根を照らす日差しはその下の屋根内を暖め続けます。その熱が2Fの天井から降りてくる訳ですが、その前に小屋裏内を換気してしまい、温度を下げるのが目的で設置しています。なので、冬は暖まった空気を留めておくために換気扇は停めます。


自然の通風や採光と空調機器などの機械とのバランス。。。住宅のおかれる環境によってその選択も変わります。

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